「私は貝になりたい」感想

んで、隣のユナイテッドシネマとしまえんで19時から「WALL-E」、21時半から「私は貝になりたい」とチケットあるから映画のハシゴしよーかぁ。と話会ってたんだけど、髪の毛乾かして飯食ってってやってたら19時に映画館に行くのは思った以上にバタバタしそーなんで取りやめ。21時半からの「私は貝になりたい」だけを鑑賞してきました。
昭和の戦時中にしては(記憶にある他の映画と比べて)映像がキレイ過ぎるなぁ〜というのが第一印象。生活感が無いようにみえるのも原因かも。とはいえ、空爆シーンの迫力は凄い。特撮なのかCGなのかわからんかったです。
演出は良いし、中居正広の演技も思った以上にいいし(失礼)。仲間由紀恵も良いし、脇の役者さんの演技も主演喰い過ぎじゃない?ってくらいにすばらしい。久石譲の音楽もいい。
しかし、たぶん脚本のせいなのか、途中から主人公へ感情移入できない状態が続く。
結局のところ、状況に流されるだけで中途半端に生きる主人公がどれだけ哀れなのかを見させられるだけの映画だったなーという風にしか見ることができませんでした。最後の手紙も、正直言って家族見捨ててる訳だし ( ̄д ̄)エー という感想しかもてませんて。
理不尽な戦犯裁判の被害者の悲壮を見せたかったんだろうけど、個人的にはラストシーンでどうしてこんな悲惨な裁判が行われてしまったのかをもっと訴えて欲しかったと思いますな。ちょっとナレーションいれればいいだけじゃない?って素人目の意見なんですけどね。ええ、素人が一丁前に口出しするなと言う意見もごもっともなんですが。
見なきゃ良かったという損した気分になる映画ではないので、そこそこオススメします。
硫黄島からの手紙父親達の星条旗をもいっかい見たくなりました。